冥府の女神のヤンデレ愛・妄想爆裂・古代メソポタミア神話
ああ、どうしよう・・
エレシュキガル様に、なんと言ったらいいのか・・・

お怒りになって、
例の「死の眼差し」を向けられたら・・・
困った、困った・・
ナムタルは、100回繰り返しました。

そこへ通りかかった女神が、
声をかけてくれました。
「ナムタル殿、どうされました?」

「ああ、突き飛ばされて・・
あの神は誰ですか?」

「ネルガル神ですね。
戦場からお戻りになったばかりで、すぐに報告会議に参加されるから、お急ぎだったのでしょう」

ネルガル神って奴か・・・

ナムタルは立ち上がり、つぶれて目も当てられないケーキの箱を、
そっと胸に抱くように持ちました。
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