冥府の女神のヤンデレ愛・妄想爆裂・古代メソポタミア神話

離宮での日々

<離宮の日々>
冥府の宮殿の裏口から外に出て、
少し歩いた所に、小さな一軒家があります。

窓も扉もない、赤茶けたレンガ
ブロックのような形状の家です。

ナムタルが、干しレンガの外壁に手をつくと、
古びた木の扉が出現しました。

「さぁ、こちらに」
ナムタルとネルガル神がくぐると、扉はあっという間に消えて、砂壁になりました。

離宮といっても、中央に中庭がり、周囲に、4つ部屋がある簡素なつくりです。

「裁定までは、こちらでお過ごしいただきます。
必要な物は、こちらで準備をしますので、お申し付けください」

ナムタルは、簡単に部屋を案内しました。
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