冥府の女神のヤンデレ愛・妄想爆裂・古代メソポタミア神話
ナムタルはひょい、ひょいと、
荷馬車の荷物を、小舟に投げ入れました。

小舟に触れると、寝台も椅子も、
手の平に、収まるほどの大きさになってしまいます。

「まぁ、私も困っているんですわ。
実は・・・エレシュキガル様が、引きこもりになっちゃって、
死者の裁定が、とんでもなく遅れるし・・」

ナムタルが小舟に乗り込むと、
ネルガルも続けて飛び乗りました。

「その、エレシュキガル様は
お寂しいのだと思います。
だから、ネルガル様が
ちょっとお話の相手をしてくれれば、ご機嫌になると思うので」

ナムタルは、眉毛を八の字にしました。

「エレシュキガル様って、
あの、黒髪の少女・・・?」

ネルガル神は、確認するように聞きました。

「イシュタル様とは
真逆のタイプですかんねぇ。
それで色々あって、
冥府にお入りになったから」

船は、最初の門に差し掛かりました。
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