婚約破棄したい影の令嬢は
同じ学園に通っていたディアンテとアルフレッド。
2人が学園で関わったことは一度もない。
勿論、顔を合わせて話したこともなかった。
いつもアルフレッドの周りには人集りができていた。
一方、ディアンテはいつも1人だった。
そんな2人に共通点などある訳もない。
ディアンテはたった1人、この国の王族であるアルフレッドに見つかってはならなかった。
ーーーなのに
ディアンテはアルフレッドに抱えられながら、廊下を歩いていた。
「手を外してくれないか‥?」
ディアンテは無言で首を振る。
「もしかして怪我をしてるのでは‥?」
「‥してないです」
「はは‥困ったな」
アルフレッドはまるで壊物のようにディアンテをベッドの上へと下ろした。
ディアンテは顔から絶対に手を離さない。
「‥‥」
「‥‥」
目を開かなくても分かる。
ギシッという音と共に、アルフレッドがディアンテの近くにある椅子に腰掛けた。
「パーティーに、戻らなくていいのですか‥?」
「そうだね」
「‥‥」
「‥君って、僕と何処かで会ったことがある?」
2人が学園で関わったことは一度もない。
勿論、顔を合わせて話したこともなかった。
いつもアルフレッドの周りには人集りができていた。
一方、ディアンテはいつも1人だった。
そんな2人に共通点などある訳もない。
ディアンテはたった1人、この国の王族であるアルフレッドに見つかってはならなかった。
ーーーなのに
ディアンテはアルフレッドに抱えられながら、廊下を歩いていた。
「手を外してくれないか‥?」
ディアンテは無言で首を振る。
「もしかして怪我をしてるのでは‥?」
「‥してないです」
「はは‥困ったな」
アルフレッドはまるで壊物のようにディアンテをベッドの上へと下ろした。
ディアンテは顔から絶対に手を離さない。
「‥‥」
「‥‥」
目を開かなくても分かる。
ギシッという音と共に、アルフレッドがディアンテの近くにある椅子に腰掛けた。
「パーティーに、戻らなくていいのですか‥?」
「そうだね」
「‥‥」
「‥君って、僕と何処かで会ったことがある?」