執着男子の一途で甘すぎる溺愛は、 止められません!
嬉しかった。
誰かが私と写真を撮りたいって言ってくれて。
「私、慎二くんがこの学校で初めてできた友達第一号だよ!」
私はまた慎二くんにニコッと笑った。
友達って勝手に言ってしまったけど…よかったかな?
怒ってないかな?
私はチラッと慎二くんを見た。
慎二くんは嬉しそうに笑っていてくれたので少しホッとした。
…よかった。
そして私は慎二くんと写真を撮った。
それで終わり…と思ったんだけど、どうやら終わらなそうだ。
周りにたくさんの人が私たちを囲んでいた。
そして皆は口を揃えてこう言う。
「「「一緒に写真撮ってください!!」」」
ってね。
私は笑って了承した。

という感じなんだよね。
こんなにもたくさんの人と写真を撮ったことなんて今までにあったかな?
私は本当に嬉しかった。
それで撮った人、皆と連絡先を交換したんだ。
まだまだ写真撮影会は終わらなそうだな。
人が全然減ってない…。
そしてその数分後にあおちゃんが止めに入り、あおちゃんに手を掴まれ家までの道を歩いたのでした。
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