執着男子の一途で甘すぎる溺愛は、 止められません!
バイトをしながらは難しいかもしれないし、クラス委員のこともあるからあまりできないかもしれない。
それでも…。
「先輩たちの力に少しでもなれるように頑張ります」
3年生の先輩には笑顔で卒業して欲しいって気持ちは私にもわかるから。
私はニコッと笑う。
「それでも良ければ、お願いします!」
私のその言葉に先輩たちは涙を流した。
でも……。
「ありがと…天川さんっ!」
笑っていた。
少しでも先輩たちの役に立てるように頑張ろう。
そうして私と先輩たちはそれぞれ別れた。
これから忙しくなりそうだな!
私は家までの道を走って帰った。

「天川千結…やっと会えた」
ーー私の平穏はどうやらしばらく訪れないかも……?
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