執着男子の一途で甘すぎる溺愛は、 止められません!
そう言うと、右手を軽く左胸に当ててお辞儀をする。
その姿がとても綺麗でカッコよかった。
私もすぐに挨拶をする。
「1年Ⅰ組の天川千結です。よろしくお願いします!えっと、凪颯先輩!」
呼び方は少し悩んだがやはり先輩なので先輩呼びにすることにした。
結斗さんはなぜかさん付けにしたんだよね。
なんでだろう?
そう思っていると周りからの視線に気がついた。
あれ、なんだろう?
また視線を感じるな……。
私はチラッと周りを見た。
「おい見ろよ!夜宮様と千野様とそして謎の美少女がいるぞ!」
「なんなんだ、あの組み合わせ!」
「あの美少女は誰なんだ?!」
夜宮様と千野様?
それって……結斗さんと凪颯先輩のこと?
様付けなんてすごいな……!
でも……その二人と一緒にいる美少女って誰の事なのかな?
私じゃないし……。
私はキョロキョロとまた周りを見る。
「千結?」
「天川さん?」
私が突然キョロキョロと周りを見ていたのを不思議に思った二人が私を呼んだ。
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