一期一会。−1−
後ろに立っていたイケメンを振り返りも
せずに、走り去ろうとした刹那。
その名が、呼ばれた。
「待って、“王蝶”」
凍りついてしまいそう。
…き、ちょう?
『…えっ?』
呼ばれた瞬間、頭が真っ白になって、
足を止めた。
フリーズ。
私の…通り名?
心臓が止まりかけるほどにびっくりした。
…彼は、私のことを知っているんだ。
「君だよね、…夜の蝶」
ー…ばっ、バレてる!?
身バレが確定した瞬間だった。
低くも高くもないトーンで告げられ、
弾かれたように後ろを振り返る。
ど、どうして私が“王蝶”だって
わかったの!?
振り向いた先には、にっこりと
それはもう完璧な笑顔で手を後ろに組む
イケメン。
そんな華やかなスマイルしたって、
絆されませんからね!?
恐怖どころじゃない!
私はすっかり、隠すことも止めて
色を失っていた。
逆にこの状況でしらきり通せる奴とか
いないでしょ!
『…な、んで?』
せずに、走り去ろうとした刹那。
その名が、呼ばれた。
「待って、“王蝶”」
凍りついてしまいそう。
…き、ちょう?
『…えっ?』
呼ばれた瞬間、頭が真っ白になって、
足を止めた。
フリーズ。
私の…通り名?
心臓が止まりかけるほどにびっくりした。
…彼は、私のことを知っているんだ。
「君だよね、…夜の蝶」
ー…ばっ、バレてる!?
身バレが確定した瞬間だった。
低くも高くもないトーンで告げられ、
弾かれたように後ろを振り返る。
ど、どうして私が“王蝶”だって
わかったの!?
振り向いた先には、にっこりと
それはもう完璧な笑顔で手を後ろに組む
イケメン。
そんな華やかなスマイルしたって、
絆されませんからね!?
恐怖どころじゃない!
私はすっかり、隠すことも止めて
色を失っていた。
逆にこの状況でしらきり通せる奴とか
いないでしょ!
『…な、んで?』