一期一会。−1−
嬉しいような、複雑なような。

ソウ君くらいかと思ってたよ、私を
守る対象にしてくれるの。

本気で腹を立てている氷室さんに、
ソウ君は意味ありげに、ニッと口角を
上げる。

「だったら、お前がコイツ守れよ」

………。

「『…は?』」

二人してポカンと口を開ける。

張り詰めた空気が一瞬だけ、緩んだ。

衝撃すぎて、耳を疑う。

今、なんて言った?

リピート、再生。

ー「だったら、お前がコイツ守れよ」

ソウ君は無茶振りを発動した!

はぁあああ!?

いやいや、ありえないんだけど!

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