あの真夏の雪を忘れない
エイラ…。

自分だけ想いの丈をぶつけてきて、僕の想いは何処へ向けたらいいんだよ?

僕にとって、卒業までは8ヶ月だけど、君にとっては6年半以上もの間、弱い体で、ひとりきりで待たせるなんて、つらすぎる。

だけど、約束は必ず守るよ。

君だけが先に大人になってしまうのなら、僕のことなんて忘れてしまうかもしれないけれど、それでも、必ず…。

だから、絶対に生きていてくれ。
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