最愛の義妹へ。 ~あの夏は、君の過去を知らない~


それぞれ仕事場に近い場所にマンションを借りているので、

実家であるここにはなかなか帰ってこれない。


マンションを借りていると言っても父さんがオーナーなので、家賃はタダだ。


「美味しいわね。やっぱりみんなで食べると違うわ」

「そうだね。…瑠々ちゃん、美味しいかい?」

瑠々はコクコクと首を振る。

「気に入ってもらえたならよかった」
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