俺はずっと片想いを続けるだけ**おまけ
「どうもありがとうございました」

「直ぐに肩診てもらえよ、またな」

馬車は走り去った。



これから親父には俺の口から、事の顛末を話さなくてはいけない。
騎士隊からの連絡がある前に、ひょろ夫をどうしたいか、言ってみるだけでも言おう。


あの男に殺されそうになったけど、ぶっ潰すのはやめてくれ、って。
勝手に潰れるのはいいけど、親父が直接に手を下すのはやめてくれ、って。

あの女に逃げられて、男の中には何も残っていないんだから。
ここで踏ん張って持ち直すか、ここで潰れてしまうか、わからないけど。

俺にもちょっとは責任があるから。


『責任』って、今まで無縁の言葉だったけど、これからはまじで考えるよ。
 


何でかわからないけど、あの人の事が気になってきた。

男の事を考えるなんて、どっかおかしくなった
かな笑
< 28 / 29 >

この作品をシェア

pagetop