おかしな婚約破棄の結末は‥⁉︎
ゆっくりとドアが開く。

中から出てきたのは目元を真っ赤に腫らしたマドレーヌだった。


「マドレーヌ、どうしたんだ?」

「こんな国‥‥最低よ」

「え‥?」

「王妃になる為にって、厳しいレッスンに稽古にマナーに勉強!もうウンザリだわッ」

「‥‥は?」

「出来ないと厳しく叱られて、しかも叩かれたのよ!?もう私は王妃教育なんて絶対に受けたくない!勉強も仕事も私には無理よっ!!」


マドレーヌの話を聞いていると段々腹が立ってくる。
僕は苛々する気持ちを抑えていた。
あんなに愛おしいと思えていたマドレーヌが今は全く可愛く見えない。
むしろ我儘ばかり言うマドレーヌが憎たらしく思えた。

なんとかマドレーヌを宥めようと口を開く。


「マ、マドレーヌ‥王妃になるのだから、仕方ないことなんだ」

「ヘーゼルナッツ王国の王妃なんてなりたくないっ!」

「自分で僕と婚約したいと‥」

「それは必要だったからで本当はこんな予定じゃなかった‥!こんなのシナリオと全然違う!私の王子様をあの女が横取りしたのよッ!!やり直したい‥違うわ!最低よッ」
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