こっちおいで
ゼロくんと別れ、家に帰ると
「……あれ」
「探したよ、君」
家の前に見覚えのある人が。
なんでここに?
さっきの警官……
「男の子なんていなかった」
……ああ。
咄嗟にウソついたこと、怒ってるのか。
「まあ、いい。君が無事でなにより」
心配してくれてたの?
警官のカガミみたいな人だな。
「さあ、家に入りなさい」
「……はい」
鍵をポケットから取り出す。
「おうちの人は?」
「え?」
「留守かい」