【プロット】悪役令嬢は夢の調香師になって破滅回避します!〜何故か第二王子に婚約を申し込まれました〜

冒頭部分プロット

【一話】

第二王子であるラインハルトと婚約を視野に入れた顔合わせの日、アンネローゼは雷を撃たれたような感覚がした。何故ならラインハルトを見た瞬間、怒涛の勢いで前世・日本で生きた記憶が蘇ってきたからだ。それと同時にここは恋愛小説の世界で、ラインハルトはメインヒーロー。自分がヒロインを虐め倒す悪役令嬢だという事に気がついた。
あまりの衝撃でアンネローゼはラインハルトの前で倒れてしまい、高熱を出して数日間寝込む。その間記憶が整理されて、前世の自分と今世のアンネローゼの意識が融合された。鏡を見たアンネローゼはこんなにも悪役令嬢顔なのに何故気がつかなかったのだろうと、改めてため息をついて恋愛小説の内容を思い返す。悪役令嬢・アンネローゼは、ヒロインがどのルートを選んでも斬首刑や娼館行きといった破滅の道が用意されている。そんなのは絶対に嫌。
ヒロインや第二王子に関わらないように過ごす。そして、前世であと一歩のところで叶わなかった調香師になる夢を実現させて、社交界で人気になり破滅しない地位を得る。アンネローゼはそう決意して、早速行動にうつす。
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