屋上で廿樂くんと、ヒミツのこと。

明楽先輩と約束


昨日廿楽くんの「真面目に授業を受ける」宣言を聞いた次の日。



いつもより1時間も早く起きてしまい、ちょっと早く着くかなぁと思って家を出てきたら、ちょっとどころじゃなかった。



1時間早く起きたのなら、1時間早く学校に着くに決まっている。



浮かれすぎて、そんなこともわからなかったとは…。



自分の計算力のなさに自分で呆れてしまう。



うーん……それにしても、何もすることがない。



もう来ちゃったし、家に戻るというわけにもいかない。



家から高校までは電車で一駅だから、近い方だと思うけど。



「暇だなぁ……」
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