シュリ王子は連れ帰りたい
「シュリ君、ありがとう!!」
わーい、わーい!
嬉しいよ。嬉しすぎだよ。
私はルンルン気分で
ソファから立ち上がり
シュリ君のもとへ。
シュリ君の両手を
自分の手のひらで包み込み
「シュリ君は、命の恩人だよ。
地球人、みんなのね」と、ブンブン振る。
でも次の瞬間……
「痛ったぁ……」
ひねった足の痛みが
10秒遅れで襲ってきて
「ひゃっ!」
バランスを崩した私は
シュリ君の胸に、飛び込んじゃった。