友達婚~5年もあいつに片想い~
「お義母さん。私は大樹さんと結婚する前から、ずっと大樹さんが好きでした。友達に甘えていましたけど、大樹さんを好きな気持ちは、本物です。」

「あら、そう。だったらいいわ。」

だったらいいって、あんな正気の沙汰じゃないとか言ってたのに、あっさり認めるの?

一体何しに来たのよ!

「大樹、梨衣さん。私しばらくここに泊まるわ。」

「ええっ!?」

私は大きな声を出して、驚いてしまった。

「何?梨衣さん。私がいると、困った事でもあるの?」

「いいえ。ただ突然過ぎて、驚いただけです。」

「そうね。ごめんなさいね。急で。」

その一言で、お義母さんこの家に住む事決定!?

大樹!何とか言ってよ!

大樹の方を見ると、ごめんと手を合わせている。

ああ……断ってくれないんだ……
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