友達婚~5年もあいつに片想い~
「何?石黒ってば、男が趣味?」

「だったら、私と結婚する訳ないでしょ。」

「いや、本当はカモフラージュだったりして。」

「止めてよ。」

昨日の夜、何もなかった事も気にしているのに、その上大樹が“ホモ”だったら、救いようがないわ。

「それにしても、何でしなかったんだろうね。」

「私に言われても分かんないよ、あず。」

降って湧いたような話に、謎が謎を呼ぶ。

大樹は筋肉質だから、もしかしたらそっちもイケるのかも?

いやいや、有り得ない有り得ない。

「ところでお弁当箱、今日はいっぱいだね。」

「ああ。」

バッグを開けると、そこには二つのお弁当箱が入っていた。

「大樹にお弁当作ったら、いらないって言われちゃってさ。」

「ええっ?新婚なのに?」
< 35 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop