キミへの気持ちが消える前に

幸せ

「付き合えたの?!よかったじゃーん!もう結、めちゃめちゃ今日そわそわしちゃった」

帰ってきてすぐ結に報告の電話をかけたら開口一番これ。

ほんとに優しすぎる。

「結が告白するわけじゃないのに?!でもありがとうね!」

「結は何もしてないんだから!でも、あの実弘から告ってくるなんてねぇ......」

「それは私もびっくりしたんだよね」

「よっぽど華のこと好きなんだろうね」

少し笑いながら結の言葉を聞く。

確かにあの実弘だから告る選択肢なんてないはずなのに。

「それで?実弘とは遊ぶ約束とかしたの?」

「いつもみたいに電話かけたり、お互いの家に遊びに行ったりはしてる!」
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