お酒を入れてもらいたいホストと清楚な女性
はい。此方にと、男は女性にメニューを差し出す。そこにかかれているものはどれも結構値段が張るものばかりだった。

女性は高いなぁと心で思うもこういうお店だし、こんなものなんかなぁ。とも思った。

「オススメとかってあります?」

男性は一瞬ポカンとした。ホストクラブでオススメを訊く女性を初めてみたからだ。

「これなんかどうですか?ルイスピドーの五年もの」
女性は言われた名前のメニュー表を確認する。

200万円。女性は血の気がひく思いがした。
「そんなに現金を持ってきていないです」
女性の財布の中は20万だった。それも安月給で貯めた貯金の全財産でもあった。
「大丈夫です。うちはローンききますから」
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