太陽がくれた初恋~溺愛するから、覚悟して?~
「それじゃ、帰るわ。泊めてくれてサンキューな!」

「こっちこそお酒とかご馳走さま」
「気をつけて帰って下さいね」

「おぅ、んじゃまたな」


こうして怒涛の半日が終わった…

「何だかすごい濃い時間だったね…」

「ん…とりあえず智さんの夢って事で切り抜けられたけど、まさかカミングアウトされるとはね…」

「まぁでも福田くんへの見方は変わらないよね、ふふっ」

「そうだよな、智さんは智さんだしな。……じゃ、二人っきりになれたし、思いっきり声出せるから…しよ?」

「ちょ…ほんとに?」

「ほんと。麻依をたくさん可愛がりたい。…ダメ?」

マイマイみたく45度の首傾げでちょっとかわいげにおねだりしてみる。
28の男だけど。

「ふふっ…もぉ……大好き」

麻依が抱きついてきた。
ふ、素直で可愛いんだから…たまんない。

「たっくさん愛してあげるから、たっくさん声出していいよ?」

の言葉に真っ赤になった麻依を抱っこしてベッドルームへ行き、お昼頃まで甘ーい幸せな時間を過ごした。

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