"全く興味がない"それだけだった
だからミケーレとの婚約者として話が持ち上がった際、ランドリゲス公爵家から逃れたくも逃れられないレンドルター伯爵家とソフィーアはある条件を出した。

「私を外に出してください」と。

その条件を飲む代わりに公爵から出されたのは「その美貌をできる限り隠すこと」だった。

ソフィーアは喜んでその条件を飲み込んだ。

ソフィーアには念願の自由が与えられた。
ランドリゲス公爵とソリッドの隙をついて、逃げ道を模索できるようになったのだ。
父の仕事の手伝いという名目でソフィーアは動き回り策を練り、今日を迎えることが出来た。


ここからはソフィーアが逃げ切るか、ランドリゲス公爵とソリッドがソフィーアを囲みきるか。


ーーー答えは決まっている。


ランドリゲス公爵は間違いを犯した。
ミケーレをソフィーアの婚約者にしたことで、もう勝負はついている。


(勝ちが決まった勝負程、気楽なものはないわね)
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