スパダリな夫はケダモノな本性を隠せない
「……今朝もやってしまいましたか」
窓辺からは小鳥の囀りが聞こえ、カーテンの隙間からは清々しい空気と共にキラキラとした光が差し込んでくる。
身体を起こして周りを見回すと、乱れたシーツの上には凪沙だけ。
隣に眠っているはずの夫は、すでにベッドにはいなかった。
彼が眠っていた場所に手でソッと触れてみたけれども、やはり冷たくて彼のぬくもりを感じることはできない。
ガックリと項垂れながらも、視界には蜜夜の残りが寝室にあるように感じられて羞恥心が込み上げてきてしまう。
ふと寝室にある二人がけのソファーに視線を向けると、彼にベッドへ押し倒される前に着ていたパジャマがかけてあった。
それを身につけながら、大人の色気が半端なかった彼の姿、そして自分の痴態を思い出し顔が熱くなる。
夫である悠真とは、いわゆる幼なじみだ。
彼の家は大手製薬会社で、凪沙の実家は藤枝総合病院を経営している。
仕事でも絡みがあった父親たちは、家族ぐるみの付き合いをし始めたのだ。
お互いの両親が仲がよかったこと、そして家が近所にあったことで二人は仲良くなったのである。
窓辺からは小鳥の囀りが聞こえ、カーテンの隙間からは清々しい空気と共にキラキラとした光が差し込んでくる。
身体を起こして周りを見回すと、乱れたシーツの上には凪沙だけ。
隣に眠っているはずの夫は、すでにベッドにはいなかった。
彼が眠っていた場所に手でソッと触れてみたけれども、やはり冷たくて彼のぬくもりを感じることはできない。
ガックリと項垂れながらも、視界には蜜夜の残りが寝室にあるように感じられて羞恥心が込み上げてきてしまう。
ふと寝室にある二人がけのソファーに視線を向けると、彼にベッドへ押し倒される前に着ていたパジャマがかけてあった。
それを身につけながら、大人の色気が半端なかった彼の姿、そして自分の痴態を思い出し顔が熱くなる。
夫である悠真とは、いわゆる幼なじみだ。
彼の家は大手製薬会社で、凪沙の実家は藤枝総合病院を経営している。
仕事でも絡みがあった父親たちは、家族ぐるみの付き合いをし始めたのだ。
お互いの両親が仲がよかったこと、そして家が近所にあったことで二人は仲良くなったのである。