年下御曹司の箱入り家政婦
それからやる気満々の玲央は
急いで着替えると「パパ早く公園行くよ」
と息巻いている。

「よし!すぐ行くから
玲央は靴履いてろ」

玲央は「分かった!」と
ダッシュで玄関に向かって走っていった。

私は「もう、大人気ないんだから..」
呆れたように呟きながら、お茶の入った水筒を櫻ちゃんに渡す。

「羽菜ちゃんはたとえ玲央だろうと
譲れないよ」

そう言ってチュッと私の唇にキスをする。


「羽菜ちゃん?
玲央に勝ったら、今夜ご褒美ちょうだいね」

そして張り切ってリビングを出ていった。

はあ...
今夜はなかなか寝かせてくれないのだろうな..

私は暫しの間、一人の時間を満喫するのだった。


              End
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