雨宮課長に甘えたい【2022.12.3番外編完結】
「お待たせしました」

着替えの入ったお風呂セットを持って、雨宮課長の所に行った。

雨宮課長は黙ったままじっとこちらを見つめ、それから困ったような顔をする。

「中島さん、何か羽織った方が、ええーと、これ」

浴衣の所にあった紺色の羽織りを取ると、課長が私の肩にかけ、袖を通すとしっかりと前も結んでくれた。

「中島さん」
「はい」
「これから行動は一緒にしようか」
「えっ」
 首を傾げると、雨宮課長が気まずそうに人差し指で鼻の頭をかく。

「つまり、その、心配なんだ」
「心配?」

何が?

全然わからない。
浴衣に着がえてから雨宮課長の様子が少しおかしい。

どうしたのだろう?
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