暑い夏は冷たい晴に恋をする

優しい笑顔で手を振る先輩に別れを告げ、三角公園まで走り出した。


『20時、三角公園』何度思い出しても胸が高まる。もしかしたら一瀬先生が待ってるのかもしれない。そう期待してしまう自分がいる。



街を歩くカップルを横目に、20分ほどで三角公園に着いた。周りを見渡すと、高校生のカップルか仕事帰りの男性しかいなかった。



息を整えて、空いてるベンチを探すがなかったので、滑り台の下の方に腰を下ろした。


白い息が綺麗に空気中にとぶ。こんなに寒くてもちっとも嫌じゃない。だって一瀬先生に会えるかもしれない。


「早く会いたいなぁ」



「1人で何言ってんだ」


こっこの声は!一瀬先生!会えた!やっぱり!



「一瀬先生!やっぱり会えたー!」


思わず抱きつこうとすると、一瀬先生に防がれてしまった。ちえっ。



「不貞腐れんなよ。せっかく来たのに」



たしかに!一瀬先生が会いに来てくれただけで、ハッピーメリークリスマスだよ!

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