暑い夏は冷たい晴に恋をする

「私に告白してください!」


放課後、いつものように準備室で一瀬先生とイチャイチャしていた。(してません)


「告白?」


一瀬先生は険悪そうな顔でこちらを見つめる。この男、それが生徒、ましてや女子を見つめる目か?



「そうです。そもそも一瀬先生って私の事好きなんですか?」


「俺は生徒みんな平等に好きだよ」



なわけ!そんなキャラじゃない!しかもそういうことじゃない!



「そうじゃないです!その…恋愛感情…は」


「何?またこの生徒?」



私が緊張してドギマギしている時に甘ったるい声が上から聞こえた。この香水の匂いは、見なくてもわかる。


「あっ朱里先生…」



「あなたねぇいい加減に…」



「天野は僕が提出物の関係で呼び出したんです。」


朱里先生に怒られると思った矢先、一瀬先生が庇ってくれた。こんな小さなことでもときめいてしまう私はチョロい女選手権1位だろう。



「朱里先生は何の用ですか?」


「晴くん疲れてるんじゃないかなと思って。これ飲んでください」



朱里先生の手にはブラックコーヒーがあり、小さな紙袋中にはきっとお菓子が入っているんだろう。



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