暑い夏は冷たい晴に恋をする
「いつもすみません。これは貰えないです」
いつもってことは毎回毎回朱里先生は一瀬先生にコーヒーを持ってきてるんだ。はたから見たらお似合いのカップルじゃないか。
って待って、貰えないって言った?
「あらどうして?遠慮しなくていいのに」
朱里先生の甘い声は苦手だ。一瀬先生のことが好きってわかり易すぎてイライラもする。って私は人のこと言えないか。
「以前言ったでしょう。僕だけ毎度いただく訳には行きません。」
やっぱり一瀬先生にしかあげてないんだ。でもなんだろう。一瀬先生がきっぱり断っているせいか、イライラはしても不安ではない。