ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
そもそも、十八の誕生日に殺されるという運命から逃げられただけで十分。それ以上を望むべきではないのだ。
「噂をすれば」
シアが入ってきた時のように、カランとベルが音を立てた。入り口に背を向けて座る形になっていたシアは、椅子の上で上半身を捻る。
入ってきたのは、エドだった。今日の仕事は、もう終わったのだろうか。
「久しぶりだね、エド。遺跡の探索はどうだった?」
シアにたずねた時と、ベラの声音は少し違う。エドが知っていることを、できる範囲で吐き出せということだろう。
「シアから聞いてるんだろ?」
「ある程度のところはね。けど、シアは専門家じゃないから、専門家の目から見た話を聞きたいんだよ」
「俺も専門家じゃないんだけどな」
ベラの言葉に苦笑いしたエドは、シアの隣の椅子を引いた。シアの腕とエドの腕が触れる。思わずぴくりと肩を跳ね上げたら、エドも驚いたみたいだった。
「悪い、近かったな」
「いえ、大丈夫です」
なにが大丈夫なのか自分でもわからないままにそう返す。
耳が熱くなっているような気がしてならなかった。鏡がないから確認できないけれど、きっと赤くなっている。
「噂をすれば」
シアが入ってきた時のように、カランとベルが音を立てた。入り口に背を向けて座る形になっていたシアは、椅子の上で上半身を捻る。
入ってきたのは、エドだった。今日の仕事は、もう終わったのだろうか。
「久しぶりだね、エド。遺跡の探索はどうだった?」
シアにたずねた時と、ベラの声音は少し違う。エドが知っていることを、できる範囲で吐き出せということだろう。
「シアから聞いてるんだろ?」
「ある程度のところはね。けど、シアは専門家じゃないから、専門家の目から見た話を聞きたいんだよ」
「俺も専門家じゃないんだけどな」
ベラの言葉に苦笑いしたエドは、シアの隣の椅子を引いた。シアの腕とエドの腕が触れる。思わずぴくりと肩を跳ね上げたら、エドも驚いたみたいだった。
「悪い、近かったな」
「いえ、大丈夫です」
なにが大丈夫なのか自分でもわからないままにそう返す。
耳が熱くなっているような気がしてならなかった。鏡がないから確認できないけれど、きっと赤くなっている。