ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
 ベッドの数からすると、家族単位なのだろうか。それとも、仲間で暮していたのだろうか。
 今、この場でその答えを見つけることはできない。今後の調査を待たなければ。
 再び通路を進み、時々左右にある扉を開いて、奥の様子を見てみる。何か所か確認してみてわかったのは、ここではかなりの人数が暮らしていたらしいということだった。
 少なくとも、百人、いや、数百人だろうか。家族単位なのか、あるいはなにかの法則によって分けられているのか、何名かがまとまって暮らしていたらしい部屋が多い。
 それから、ひとりで暮していたらしい小さな部屋もいくつか見つかった。それにしても、どこまで行っても、全く暗くならないというのは、驚くべき技術である。

「でも、水はどうしていたのかなぁ?」

 シアのすぐ後ろを歩いていたイドリスが、なんてことないようにつぶやいた。

「お水?」
「うん。だって、ここにはけっこうな人数が暮らしていたわけだろ? となると、食べ物もそうだけど、水が一番必要じゃないかな」

 たしかに、からからに乾燥しているこの地域で、水を探すのは難しいような気がする。うーんとシアは考え込んだ。

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