ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
「ルイダーン王国側に出るならよし、出られそうもないなら、どこかの部屋で一晩休もう」
「ルイダーン王国側に出たら、ソレール家の者を迎えによこしましょう。もし、この通路があちら側に続いていれば、ですが」

 エドが出られなかった時の場合を想定した意見を出し、シャーミルは、迎えをよこす手はずを整えるという。
 どちらにしても、今後の行動があらかじめ決められるのはありがたい。
 最後に進んだ通路も、今までのものとはあまり変わりがなかった。通路の左右に扉、そしてその扉の奥には部屋。
 ヨアキムが見取り図を作りながら進んでいくと、行き止まりに突き当たった。

「あれ? ルイダーン王国側に出るんじゃなかったの?」

 イドリスが背後を振り返るけれど、ここまではほぼ一本道。ルイダーン王国側には出られないのだろうか。

「いや、これ、行き止まりじゃないな。岩が動きそうだ――シア、支援を頼めるか?」
「いいですよ。誰にかけます?」
「シャーミル、手を貸してくれ。マルとアキは警戒を頼む」
「かしこまりました」

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