恋愛はもうしないと決めたのに、次期社長にアプローチされて困ってます!
再び唇が触れた。まるで海外のドラマのワンシーンのように離れてもまたくっつき、このまま食べられてしまうのではないかと五月は思ってしまう。だが、心に恐怖はなかった。

(私、最低だな。恋をしないって決めていたのに……)

きっと、かなり前から五月の心は総悟に囚われていたのだろう。甘く優しい彼が、五月の頑なな心を溶かし、縛り付けていた過去の鎖を引きちぎっていく。

「……恋川さん」

唇がようやく離れた後、息を整えながら五月は総悟を見上げる。彼は幸せそうな、しかし悲しそうな顔をしていた。

「私も、あなたが好きです」

五月がそう言った刹那、総悟は驚いたような顔をした後、「ありがとう」と泣きそうな顔を見せる。そしてまた、二人の唇が重なった。








end

読んでいただき、ありがとうございました(*´꒳`*)
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