命の玉
私はとっさにりさを追いかけようとしたけど、もう遠くまで走って行ってて足音も聞こえなかった。
はやい。学校でタイムを計るときは私に勝ったことないのに、りさてこういう時は足が速いんだよなぁ。
「はぁ。しょうがないわなぇ。」
おかあさんはいつもどうりため息をつく。
「お母さん、私、部屋戻っているね。」
きぃぃぃぃと音の出るドアをしめて自分の部屋へむかった。



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