好きって言ってもいいですか?
俺は決心をして、彼女の携帯に電話をする。




何回かのコールのあとに





「はい?」




と澄んだ声が聞こえてきた




「俺。昌。」




俺の声を聞き彼女は一瞬黙る。




「あっ昌?なんでこの番号?・・・伯父様ね・・・教えたの」




沈黙の後にはぁ・・というため息が電話口から聞こえてくる。




「それで、どうして電話してくれる気になったの?」




彼女の声は昔とちっとも変わらない。




「いや、話があるんだ。今日、会えないか?」




俺からのいきなりの誘いにも彼女は即答だった




「いいわ。じゃ、7時に会社の前で待ってるわ」




「ああ、じゃ」




プツっツー・・ツー・・ツー・・・・




携帯を切ったあとに俺の口からは大きな大きな




ため息とタバコの煙がすーと吐き出ていった



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