好きって言ってもいいですか?
チンー・・・



エレベーターの到着音がして視線を扉に向ける。



12階のエレベーターホールには、機嫌の悪そうな顔した翔が仁王立ちで



俺を待っていた。



「たくっ・・・俺まだ仕事残ってたのに・・・



お前毎回な、強引なんだよ。



もうちょっと考えて行動しろよ。」



な~んてぶつぶつ文句を言いながら、エレベーターに乗ってくる。



「いいじゃねぇか。どうせ、またあの係長につかまってたんだろ?


逃げるのに丁度良かったんじゃねぇの?」



俺の悪びれもしない発言に翔は大きくため息をつく。



「はぁ・・もうお前なぁ。



あとで、怒られんの俺なんだぜ?ちょっとは気を使えないわけ?」



翔の発言に俺は笑顔で切り替えした。


「全然!!(笑)」



「たくっ・・何回おんなじやり取りしてんだか・・」



翔も俺の態度がいつもと変わらないことに愚痴をこぼしつつ諦めたみたいだ。
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