好きって言ってもいいですか?
「私、ここを離れることにしたの。




海外に行くわ。




ここにいたらきっと、また私の中の




薄汚い気持ちが出てきてしまう・・・・




あなたにも迷惑かけたくない。




警察にはちゃんと私から話とくから大丈夫よ。




ほんとうにごめんなさいね・・・」




そう言うと




高野は俺に




笑顔を向けて




廊下を歩いて行った。




「高野・・・・




ごめんな」




俺の彼女に伝えた言葉は




寒い廊下に




消えていった。
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