愛を欲しがる幼なじみは可愛い妻と我が子を手に入れたい
 こし餡と抹茶餡の二種類に分かれている。

 洋菓子はクッキーの詰め合わせ。

 様々な種類のクッキーが並んでいる。

 ピンクの三角のかたちをしたメレンゲクッキーが筒型の入れ物に入っていて、その周りにクッキーが沢山入っていた。

「カフェオレが飲みたい」

「分かった、今作ってくるね。朔君はコーヒーかな?」

 叶はお菓子を早く食べたくて、目を輝かせている。

「ははっ、叶は恵に甘えてるんだな。俺も甘えちゃおうかな。カフェオレにする」

「甘えてない! 恵が勝手に作ってくれるだけだ」

「うん、そういうことにしとくよ」

 朔君は叶のことを見て、クスクスと笑っている。

 私は二人をリビングに残し、キッチンでカフェオレを作り出した。

 てっきり、朔君はコーヒーだと思っていた。

 あんまり、カフェオレを飲んでいるイメージがなかったから。

「朔君、お砂糖どうする?」

 キッチンから朔君に向かって話かける。

「叶と同じ甘めでお願い」

「うん、それなら一緒に作っちゃうね」

 私もミルクたっぷりのカフェオレにしよう。

 三杯分のミルクを小鍋に入れて、沸騰してきたらインスタントコーヒーと砂糖を入れた。

 良い香りが漂ってくる。

 カフェオレができ上がり、リビングへと運ぶ。
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