シンデレラには····程遠い••その後

ただ…ひたすら待つ①

美也子にもう一度、俺を見てくれないか
と、伝えて二ヶ月が過ぎた。

「待って。」と言われてから
美也子には、連絡はしていない。

焦り?不安?が無いわけではない。
だけど前回の事もあるから
美也子を焦らせる事はせず
ひたすら待つ。

イライラしたり、不安に取り込まれそうに
なると、潤に当たったり
甥や姪に会いに行く。

兄は、また来た。と言う顔をするが
義姉は、いつも優しく迎えてくれた。

本当に、年下の鈴香ちゃんに
くるまれて、ホッとする俺って
なんなの、と思いながら
一日、一日を過ごしていた。

「今日もやっと仕事を終えた。」
と、伸びをしようと
あっ、着信…鈴香ちゃん?
「はい。快斗です。」
「あっ、快斗君?仕事終わりましたか?」
「終りましたよ。やっと。
お宅の旦那にこき使われて、くたくたです。」
「そうなの?ごめんなさい。絢斗さんにも
言っておくから。」
「あっ、嘘だから。そんな事言われたら、大変。」
「うふふ。わかりました。
あっ、もう帰るのでしょ?
それなら、家に寄って欲しいの。」
「えっ、大丈夫?兄貴、まだ、会社にいたけど。」
「大丈夫。ラインしたから。
じゃ、待ってるね。」
と、言って鈴香ちゃんは電話を切るから
おちびさん達にケーキでも買って行く事にした。
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