小さい頃可愛がっていた幼なじみがイケメン総長様になってた件について
次の日、ママとパパは普通だった。


2人ともにこって笑っておはよって言ってくれた。


昨日のことが嘘のように。


多分あの日だけじゃない。


他の日もパパはママから暴力を受けていたと思う。

パパはその5ヶ月後。

家を出て行った。

ママは「パパはママじゃない人を好きになったの」とか言ってたけど絶対違う。

ママのせいでパパは出て行った。


と、今になっては色々思う。



それから他のパパもママの暴力によって離婚していく。

私はそれを見て見ぬ振りをしていた。

私はママが何人もと離婚しているのを見ていてだんだんグレてはいた。

理由なんてわかない。


だけど、今のパパに会った時は今のままじゃだめだて思った。


だって、パパには守るべき人がいたから。

それは瑠樹。

パパには私と同い年の子供がいる。

瑠樹はパパに傷ついてほしくないはず。

でも、心の奥ではもう、パパが変わるのはやだと思っていたのかも。


だから私はママに言った。

「パパたちに…暴力振るのはやめて…」
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