冷たく温かい私の好きな生徒会長
 誘えないまま放課後になってしまった…私、何してんだろ…

 「はぁ…」

 「また、溜息か」

 「先輩!なんですか…」

 クスクス笑いながら、先輩は私の前に座る

 「…」

 「…」

 無言…それに、先輩、すごい見てくる…

 「かけるくん」

 「へ?なんですか急に!」

 「朝のため息と今のため息の原因…」

 先輩…なんか、不機嫌?

 「なんで、わかるんですか」

 「告白…されてただろ」

 「えっ、なんで知って…」

 「昨日、見てたから…」

 見られてた…先輩に…

 「返事…どうするんだ?」
< 30 / 33 >

この作品をシェア

pagetop