苦手な彼は私の王子様
しかし高2の春なぜか担任に副委員長を押し付けられた。

担任の雑用係でぱしられる毎日はマジで地獄の生活だ。

よりによってもう1人はいかにも俺の事を苦手そうな女だし。

見た目はものすごく可愛いくてうるうるした目に長い茶色の髪を緩く巻いていて学校中でかわいいとよく噂を聞いていた。

中身は見た目と違いさばさばしていて物事ハッキリ言う強気な女。

やりたくない事は絶対やらないみたいなわがままなやつ。

まー不真面目な俺よりはマシな気がするが。

「だるいけどそろそろ行くか」

重い腰をあげながら学校に行くことにした。

もともと朝は得意じゃなくて学校もだいたい2時間目から行くのが俺のルーティンだったのに、学級委員になってからは朝から行くようになった。
< 10 / 43 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop