ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~
「なにが起こったの?」

「ほらっ。
 このおにいさんの身長がちょっと伸びましたよ~」
とあかりは青葉を手で示す。

「ええっ? わかんないよ」
「最初の身長、覚えてないよっ」

「もともとデカすぎて、わからないよっ」

 そう子どもたちに言いつのられたあかりは、
「では、次は、私の身長を伸ばしますね」
と笑顔で言った。

 なんだかんだで、子どもと遊ぶとの上手いな。

 あの小さな弟のせいだろうか?
と思ったとき、あかりが自分の手をつかんだ。

 どきりとする間もなく、あかりは彼女の頭の上にその手を置かせる。

「今、この位置ね。
 じゃあ、呪文をみんなで唱えて。

 あり・をり・はべり・いまそかり~!」

「あり・をり・はべり・いまそかり~!」
と子どもたちは素直に繰り返している。

 はっ、とあかりは掛け声をかけた。

 いや、その掛け声で変化するのなら、今の呪文、意味あったか?
と思ったとき、あかりの身長がぐぐっと伸びて、自分の手が上に向かって押された。

「わあ、ほんとうだっ」
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