プリズムアイ
ぴきー---。
私の背中の血管がびくびくと浮かび上がった。そして千切れそうなほど強く背中に刺すように蠢いている。
テレビで見た寄生虫を思い出す。寄生虫でいい思いもしたが、もっと生きたい。石を拾ったことも後悔していない。
肩甲骨から脱臼するように身が一気に引きはがされそうになる。あまりの痛さに絶叫する。
<先輩、あ、あああ生きたいあああああ!!!!ああああ>
ピーーーピーーーーピーーー。
<た、藤田さん!?藤田さん!?>
皮肉にも彼と重なり合うように、身体からなにかが動き出した衝撃で倒れた。
遠くで叫んでいる美司先輩の声が聞こえた。
最後に見たのは、プリズムの輝きで。身体がぶちぶちワイシャツを引きちぎるような音が聞こえた。
テレビで見たようなプリズムの化け物はみることがなかった。
音もない真っ暗闇な世界に落ちていった。
私の背中の血管がびくびくと浮かび上がった。そして千切れそうなほど強く背中に刺すように蠢いている。
テレビで見た寄生虫を思い出す。寄生虫でいい思いもしたが、もっと生きたい。石を拾ったことも後悔していない。
肩甲骨から脱臼するように身が一気に引きはがされそうになる。あまりの痛さに絶叫する。
<先輩、あ、あああ生きたいあああああ!!!!ああああ>
ピーーーピーーーーピーーー。
<た、藤田さん!?藤田さん!?>
皮肉にも彼と重なり合うように、身体からなにかが動き出した衝撃で倒れた。
遠くで叫んでいる美司先輩の声が聞こえた。
最後に見たのは、プリズムの輝きで。身体がぶちぶちワイシャツを引きちぎるような音が聞こえた。
テレビで見たようなプリズムの化け物はみることがなかった。
音もない真っ暗闇な世界に落ちていった。