遠距離恋愛は人をダメにする。
【彰くんと喧嘩した】
「はぁ?」
菜々のLINEを見て、思わず声を出してしまった。
車の中のみんなが私に目を向けるが、
「ううん。何でもない」とごまかす。
でも、これはさすがに…ということで何気に優くんだけに私のスマホの画面を見せる。
「え、どうして?」
今度は、優くんに目を向ける。
「あ、何でもないです」
優くんも私と同じようにごまかす。
不思議そうな顔をする親たち。
私はすぐに菜々にLINEを返す。
【何があったの?】
すると、すぐに返事がくる。
【彰くんが桃香ちゃん、桃香ちゃんってうるさいから】
「えっ」
「どういうこと?」
私も優くんも意味が分からなかった。
【どうして、そうなるの?】
間髪入れずに菜々からの返事。
【最初は…】
菜々はLINEで経緯を説明する。
なるほど。
って、なるほどじゃないっ。
実際は、菜々も彰くんも桃香ちゃんを見たことはない。
私だって、東京に行った日に数時間だけ会っただけだ。
可愛いか可愛くないかって言ったら、性格も含めていい子だし可愛い。
でも、見たことはない桃香ちゃんで揉めるとは…
結局は、あくまでも桃香ちゃんが引き金となっただけで、菜々も彰くんに少なからず不満を持っていたのかもしれない。
あ、あれか。
以前、彰くんの嫉妬心の強さを言っていた。
クラスの男子、班の男子と話をしていただけで彰くんは、根掘り葉掘り何を話をしていたか聞いてくると。
そんな嫉妬心が強い彰くんが、他の女子である桃香ちゃんに対して気になる発言をしたなら…そりゃ菜々だって…何それ?ってなるよね。
菜々だって、強弱はあるにしろ嫉妬心はあるだろう。
とりあえず、菜々には
【男って💢😠💢】
って、返事をしたものの。
「どうしよう」
私は優くんに言う。
「ははっ、桃香が原因なんだ」
と、他人事。
「どうにかしてよ」って言いかけたが、優くんだってどうしようもない。
他人事面するしかない。
ここで優くんが、桃香ってそんなに可愛くないし…なんて言えないし…
ましてや、優くんがきっと持っているだろう桃香ちゃんの画像を菜々や彰くんに送ったら…火に油を注ぐだけだ。
「どうしようもないよ」
優くんが小さな声で言う。
「確かに」
「それに…桃香はあっちにいるんだし、あのふたりと接点無いから」
「まぁね」
「ふたりで解決するしかないよ」
「そうだね」
「しかし、桃香が原因とはね」
優くんの…意外って顔とちょっと呆れた顔がとても印象的だった。
「はぁ?」
菜々のLINEを見て、思わず声を出してしまった。
車の中のみんなが私に目を向けるが、
「ううん。何でもない」とごまかす。
でも、これはさすがに…ということで何気に優くんだけに私のスマホの画面を見せる。
「え、どうして?」
今度は、優くんに目を向ける。
「あ、何でもないです」
優くんも私と同じようにごまかす。
不思議そうな顔をする親たち。
私はすぐに菜々にLINEを返す。
【何があったの?】
すると、すぐに返事がくる。
【彰くんが桃香ちゃん、桃香ちゃんってうるさいから】
「えっ」
「どういうこと?」
私も優くんも意味が分からなかった。
【どうして、そうなるの?】
間髪入れずに菜々からの返事。
【最初は…】
菜々はLINEで経緯を説明する。
なるほど。
って、なるほどじゃないっ。
実際は、菜々も彰くんも桃香ちゃんを見たことはない。
私だって、東京に行った日に数時間だけ会っただけだ。
可愛いか可愛くないかって言ったら、性格も含めていい子だし可愛い。
でも、見たことはない桃香ちゃんで揉めるとは…
結局は、あくまでも桃香ちゃんが引き金となっただけで、菜々も彰くんに少なからず不満を持っていたのかもしれない。
あ、あれか。
以前、彰くんの嫉妬心の強さを言っていた。
クラスの男子、班の男子と話をしていただけで彰くんは、根掘り葉掘り何を話をしていたか聞いてくると。
そんな嫉妬心が強い彰くんが、他の女子である桃香ちゃんに対して気になる発言をしたなら…そりゃ菜々だって…何それ?ってなるよね。
菜々だって、強弱はあるにしろ嫉妬心はあるだろう。
とりあえず、菜々には
【男って💢😠💢】
って、返事をしたものの。
「どうしよう」
私は優くんに言う。
「ははっ、桃香が原因なんだ」
と、他人事。
「どうにかしてよ」って言いかけたが、優くんだってどうしようもない。
他人事面するしかない。
ここで優くんが、桃香ってそんなに可愛くないし…なんて言えないし…
ましてや、優くんがきっと持っているだろう桃香ちゃんの画像を菜々や彰くんに送ったら…火に油を注ぐだけだ。
「どうしようもないよ」
優くんが小さな声で言う。
「確かに」
「それに…桃香はあっちにいるんだし、あのふたりと接点無いから」
「まぁね」
「ふたりで解決するしかないよ」
「そうだね」
「しかし、桃香が原因とはね」
優くんの…意外って顔とちょっと呆れた顔がとても印象的だった。