戦国武将織田信長の不器用な恋
「おい、マミのいた時代に許嫁はおるのか」

「私のいた時代には許嫁などと言う約束はありません」

「では、お前が申していた、恋人やらはおったのか」

「いません」

「では問題はないではないか」

「それはそうですけど……」

「よし、お前を俺の妻に迎え入れる、良いな」

「ダメです、そんな急に無理です」

信長は何がダメなのか全くわからなかった。

「ではこうしよう、お前が言っておった、口説くとやらでお前が俺の妻になると思わせる、
それなら良いか」

マミはもうすでに心は信長に惹かれている。

これ以上甘い言葉など囁かれたら、プロポーズを受けてしまうと思っていた。

「マミ、俺はお前が好きだ、好きだ」

マミはキョトンとしていた、なんか慣れない言葉を言っている信長を不思議に見つめた。

「口説くとはこれであっているか」

「はい」

「そうか、では毎日言うことにする」

「信長様、可愛い」
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