西野先輩はかまいたい


「夏川のことは、まぁいっか。
 ねぇ百合ちゃん、シャーペン交換しよう。

 どれが好みかわからなかったから
 俺の部屋にあったシャーペン
 全部ペンケースに詰め込んできちゃったんだ。

 どれがいい?
 好きなのでいいよ。

 2本でも3本でも
 全部もらってくれてもいいし」



ペンケースからシャーペンを出し

机に広げた西野先輩。


夏川君に向けていた

怖い笑顔はどこえやら。



私の机の横にしゃがみこむと

机に乗せた両腕の上に、顔を置き


花丸満点のニコニコ笑顔を

浮かべはじめた。


< 26 / 65 >

この作品をシェア

pagetop