西野先輩はかまいたい
「夏川のことは、まぁいっか。
ねぇ百合ちゃん、シャーペン交換しよう。
どれが好みかわからなかったから
俺の部屋にあったシャーペン
全部ペンケースに詰め込んできちゃったんだ。
どれがいい?
好きなのでいいよ。
2本でも3本でも
全部もらってくれてもいいし」
ペンケースからシャーペンを出し
机に広げた西野先輩。
夏川君に向けていた
怖い笑顔はどこえやら。
私の机の横にしゃがみこむと
机に乗せた両腕の上に、顔を置き
花丸満点のニコニコ笑顔を
浮かべはじめた。