Touch me 〈White Snow 〉 飲み会行ったら合コンでそこに彼氏がいるのはどゆこと?編
「てことは俺の知ってるヤツか」
両腕を胸の前で組みながらつぶやく。
真剣に考え事をする時の八重樫さんの癖。
「ちょっと!知らない人ですよ!」
「俺が倖ちゃんの嘘を見抜けないとでもおもってるの? 簡単に見抜けるからね」
「う…。そ、それなら追求しないでください!」
「はいはい、わかったよ。
でもさ、彼氏がいたっていいじゃん」
「何言ってるんですか?
海外事業部なんていったら昼夜逆転の休みぐっちゃぐちゃじゃないですか。
付き合いだしたばかりなのに会えないなんて嫌だし、別れたくないですもん」
「そんなんで別れるくらいなら、最初から付き合わなくていいんじゃない?」
「!?」
八重樫さんは、びっくりしている私と、自分の発言をスルーして話し続けた。
「その人、そんなに器ちっちゃいの?」
「そんなことはないと思うけど」
晴久にちらりと目を向ける。
完全に先輩方にロックオンされてて、いらっとした。
「それに、本社でアシスタントならそんなにぐちゃぐちゃにならないよ。
しかも今はコンプライアンスとか言ってるから昔みたいにひどくないしね」
「そ、そうなんですか?」
話してる途中だったと、慌てて頭を八重樫さんとの会話に戻す。
「まあ、すぐにとは言わないから考えておいてよ。携番変わってないから、連絡して」
「・・・はい」
「それにしても凄いね」
八重樫さんが視線を向けた方に目をやる。
両腕を胸の前で組みながらつぶやく。
真剣に考え事をする時の八重樫さんの癖。
「ちょっと!知らない人ですよ!」
「俺が倖ちゃんの嘘を見抜けないとでもおもってるの? 簡単に見抜けるからね」
「う…。そ、それなら追求しないでください!」
「はいはい、わかったよ。
でもさ、彼氏がいたっていいじゃん」
「何言ってるんですか?
海外事業部なんていったら昼夜逆転の休みぐっちゃぐちゃじゃないですか。
付き合いだしたばかりなのに会えないなんて嫌だし、別れたくないですもん」
「そんなんで別れるくらいなら、最初から付き合わなくていいんじゃない?」
「!?」
八重樫さんは、びっくりしている私と、自分の発言をスルーして話し続けた。
「その人、そんなに器ちっちゃいの?」
「そんなことはないと思うけど」
晴久にちらりと目を向ける。
完全に先輩方にロックオンされてて、いらっとした。
「それに、本社でアシスタントならそんなにぐちゃぐちゃにならないよ。
しかも今はコンプライアンスとか言ってるから昔みたいにひどくないしね」
「そ、そうなんですか?」
話してる途中だったと、慌てて頭を八重樫さんとの会話に戻す。
「まあ、すぐにとは言わないから考えておいてよ。携番変わってないから、連絡して」
「・・・はい」
「それにしても凄いね」
八重樫さんが視線を向けた方に目をやる。