冷徹上司の過剰な愛
次の日、出社するなり舞子と有馬が声を掛けてきた。



「大丈夫なの!?もう平気?」


「ん。全然平気!」


「…もおぉ。すっごく心配したんだからね?」


「ごめん舞子。でももうほんとに大丈夫。」



と笑顔を向けると、横から有馬の茶化しが。



「一昨日は愛しの彼氏とあつーい夜を過ごしたんじゃねーの?」


「っ、…はい!?」


「昨日の難波さん、やけに機嫌良かったから。」


「…へぇ。」



……えへへ♪機嫌良かったんだ?難波さん。新婚みたいな朝を過ごしたからかな?


と浮かれていると、「蓮美先輩、」と聞き慣れない声に呼ばれた。



「ちょっと今いいですか?」



真面目な顔でそう尋ねてきたのは荒牧さんだった。



「あ、うん…?ちょっと行ってくるね。」



舞子と有馬に声を掛けると、荒牧さんの後に続いた。


オフィスを抜け、荒牧さんがやってきたのは人通りのない階段。
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