冷徹上司の過剰な愛
「呼んだ理由は他にあって、取り引き先の白鳥さんって分かる?」


「えっ、…分かりますけど…?」


「彼女が君と仕事したいらしい。もちろん僕もサポートするから。」



…えっ!?わたしと仕事??なんでっ!?


白鳥さんのことは知ってるけど、話したこともなければもちろん仕事もしたことない。


顔見知りの仲、ってくらいなのに…なんでわたしと仕事を?



「そういうことだから考えといて?返事は近いうちに聞かせてほしい。」


「はい。」


「あ、それから書類なんだけど、1箇所だけ入力ミスがあった。」


「え、どこですか!?すぐに「いいよ。僕のほうで直しておくから。」


「…すみません…。」


「ん。いいよ。」



そう言った声質はプライベートでしか聞けない。まさか会社で聞けるなんて……


と驚いていると、それに追い討ちを掛けるかのように優しく頭を撫でられた。



「あのん顔が真っ赤。そんな顔で戻られると困るから時間置いて戻っておいで?わかった?」


「っ、はい。」
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